刑事訴訟法における捜査
「捜査」とは
捜査機関が犯罪が発生したと考えるときに、公訴の提起・遂行のために、犯人を発見・保全し、証拠を収集・確保する行為
警察官の職務
・司法警察活動(犯罪捜査)
・行政警察活動(治安維持、道案内など)
警察官のことを刑事訴訟法ではなんと呼ぶか
司法警察職員
※警察官が司法警察活動を行うとき、その警察官のことを司法警察職員と呼ぶ
捜査における司法警察職員と検察官
・検察官は必要な場合に犯罪を捜査することができる
・司法警察職員が第一次的に行い、補充的に検察官が行う
・司法警察職員と検察官は、行政権に属する
2つの捜査構造論
・糾問的捜査観
・弾劾的捜査観
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捜査の端緒
・通報
・職務質問
・検視
・自首
・告訴
・告発
・請求
・犯罪の現認
・その他
「検視」とは
変死またはその疑いのある死体について、その状況を五官の作用で見分すること。検視の主体は検察官であるが、場合により検察事務官または司法警察員に命じることができる。これを代行検視という
「自首」とは
犯人が、罪を起こしたことが発覚する前に自ら捜査機関に犯罪事実を申告すること。刑法上、刑の減免事由となる
「告訴」とは
被害者その他一定の近親者が捜査機関に犯罪事実を申告し、訴追を求めること
「親告罪」とは
告訴がなければ起訴できない犯罪のこと
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捜査
・任意捜査
・強制捜査
強制捜査
被疑者の身体確保
・逮捕
・勾留
証拠の収集
・捜索
・押収
・検証
・鑑定
強制捜査に対する歯止め
・強制処分法定主義
・令状主義
押収
・差押
・領置
・提出命令
押収を行う者
・差押 … 裁判所、捜査機関
・領置 … 裁判所、捜査機関
・提出命令 … 裁判所
検証と実況見分の違い
強制処分として行われるのが検証、任意処分として行われるのが実況見分。中身は同じ